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手持ち筆写と平仮名

 今月20日の新聞に奈良文化財研究所の主任研究員による興味深い話が載っていた。手持ち筆写と机上筆写という二つの書く技法から平仮名と片仮名という日本独自の文字が生まれたという説である。表音いう同一の目的ながら統一されずに千年以上も並存し続けた平仮名と片仮名。言われなければ疑問にも思わなかったが、確かに不思議かもしれない。一部をここに書かせていただくと「実は、この「手に紙を持って書く」書き方こそ、江戸時代まで、いやごく最近に至るまで、日本人のスタンダードだった。」さらにこう続く「手に持って書く−今日の我々にとっては、アクロバティックにも感じられるこの技術を遡ると、中国・漢の時代にたどり着く。」このスタンダードとかアクロバチックという言葉が、内容とアンバランスでかえってスタンダードさやアクロバチックさが強調される。確かに昔の日本人は紙、紙と言っても今の紙よりもずっと持ち歩きに不便そうな物を左手に、右手に筆を持って、硯はどこにあるのか見当が付かないが、要領よく何かを書いていたイメージがある。特に、かつて『世に棲む日日』を読みながら吉田松陰は日本中を旅しながらどう記録を残していたのか気になってしかたがなかった。確かに平仮名はそんな筆記に適しているのかもしれない。本当なのか、強引なこじつけなのか、仮説の域を出ないが、歴史学者ではない僕にとってはそんなことはどうでもいい。かつての日本人のスタンダードを思い出させてくれた。それだけでも一読した価値があった。
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