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日本人の起源

 図書館で崎谷満『新日本人の起源—神話からDNA科学へ』というおもしろそうな本を見つけたので、借りて読んでみたのだがなんか楽しくない本だった。読者として研究者を想定して書いているのか、あるいは一般人なのか判然としない。科学的根拠を示すべきほとんどが自身のこれまでの出版物への参照になっているだけで、信憑性を疑ってしまう。日本人は世界的に見ても多様性が高いとDNAだけでなく、文化、言語の多様性にまで渡って詳細に述べられており、その博識ぶりがさらに怪しい。著者の専門分野がはっきりしないのだ。けっきょく全部読む気になれなかったが、得られた情報はあったので自分なりに大雑把にまとめてみた。現生人類誕生は約20万年前に東アフリカで誕生し、一部の集団が約7年前に当時陸続きだったアラビア半島経由で中央アジア方面に移動した。これが出アフリカである。そこから主に3つのルートに別れ、グループを形成するに至るが、インド、東南アジア方面への南ルートが約6万年前、シベリア方面への北ルートが5万円前、ヨーロッパ方面への西ルートが4万年前。日本人はその北ルートの集団に由来し、ネアンデルタール人が絶滅した約3万年前から当時陸続きだった現在の日本列島へと移住して来た。ついでながら今日の自分の学会発表でこの点にも触れてみた。それはいいとして、従来から言われていた縄文人、弥生人の二重構造モデルはDNA配列解析から完全に否定されていると執念深く繰り返される。まあ、この主張がこの本で一般読者に最も訴えたかった点であると思われるのだが。
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ストライクが入らない

 最近は毎週末、息子が野球の練習をしたいと言うので、ちょっと遠い公園まで自転車で行き、軟球を使ってキャッチボールとバッティング練習をしている。柔らかくて軽いボールを使って練習をしていた頃は「軟球だったらもっとコントロール良く投げられるのに」と思っていたのだが、そう甘いものではない。C球なので小ささが問題かとも思ってしまうが、とにかくなかなかいい球が投げられない。勤労感謝の日の今日も二人で出かけた。ストライクが入るのは3、4球投げて1球くらいか。情けない。非常に効率が悪い。キャッチャーがいればもっとうまく投げられるだろうか。

初オーディションの結果

 息子が学年全体でやる合奏のシンセサイザーに立候補し、楽譜をもらってきて練習を続けていた。いつ行われるか分からないオーディションは、けっきょくその11日後だったからけっこう練習したことになる。そして無事に選ばれたとのこと。演奏は右手だけであまり楽しいものではないが、これをいい経験に、今後は合奏のピアノ伴奏などに立候補して挑戦を続けてもらいたい。

北陸新幹線のコンセント

 金曜日、初めて北陸新幹線に乗った。実はこれまで、長野県生まれながら長野新幹線すら乗ったことはなかったかもしれない。それはいいとして、座席に座って驚いたことがある。目の前に AC100V 60Hz 2A と書かれているのだ。コンセントがあるのでiPhoneやMacBook Airを充電することができ、非常にありがたいのだが周波数は本当に60 Hzなのか。ここは東京、東京電力の地域であるのに。確かに西日本を走る。長野以北が開業した際、50 Hzから60 Hzに全線変更されたのか。それはすごいことだ、などと思ったが、調べてみてさらにびっくりである。実は東京電力の50 Hzから中部電力の60 Hzへ、そして東北電力の50 Hz、さらに北陸電力の60 Hzというように3回も切り替わるのだという。東海道新幹線は60 Hzに統一されており、東北新幹線が東京駅まで延びても周波数の問題で直通運転はできないとか子供の頃に聞いていたが、時代は確かに変わっている。さて、話を戻せば、何度も切り替わるのに乗客の利用する電源の周波数は60 Hzで固定されているようである。これもまた驚きである。異なる周波数の混在、利便性に欠け、かつ経済的な損失も小さくないと思っていたが、日本の科学技術の一端を支える起爆剤であったのかもしれない。
b20161120

流れる星がついに

 15日、藤原ていが老衰にて亡くなったと読売新聞に書かれていた。98歳、夫である新田次郎の死から36年になる。僕が未だに読売新聞を愛読しているのも、藤原ていの影響が大きかったのではないかと思っている。若い頃、このおばさん大胆に面白いことを書くなと思っていたが、この歳になってかつての人生案内を読んだらどう思うだろうか。1984年から13年間も担当していたらしい。名著『流れる星は生きている』を読んだのはいつだったか。内容のほとんどは忘れてしまったが、今でも中央線で新宿から松本に向かっている際に諏訪湖が見えてくると、70年前に実在したはずの藤原母子の姿が眼に浮かぶ。

シチョウは六本

 先日、NHKの囲碁講座を見ていておやっと思った。シチョウは六本と言われ、その六本の中に白石がある。シチョウアタリになっているはずなのに、白はシチョウが悪いと。まさか、間違っていないか。テレビ画面を写真に撮って石を並べて確かめてみなければならぬ。いやいや自分で打ってみてびっくり。確かに六本の端にちゃんと収まっているのだが、第3線にある場合、黒がカカエればそのシチョウアタリは役に立たなくなる。さらに気づいたが、四本の端にあったとしても、第2線だと同様。さらにさらに二本の端にあったとしても、第1線ならば同様なのである。端と言ってもこれらはいずれも手前側ではなく、向こう側でなければならない。やはりシチョウは難しい。読み誤ると負けに直結するので、シチョウは六本などと妄信せず、頭の中で速く並べられるよう訓練を積んでおかなければならない。
b20161117

さくらんぼとバナナ

 息子の算数の宿題を見ていたら、さくらんぼとバナナを書いて計算しろとある。何かと思ったら、例えば 8 + 3 という足し算の場合 8 はあと 2 を足せば 10 になるから 3 を 2 + 1 に分解して 8 + 2 で 10 にしてしまい、残った 1 を加えて答え 11 と計算するというわけである。こんなこと、習ったか。全く記憶にない。息子は「僕にとってはこんなの鉛筆の無駄でしかない」などと生意気なことを言っているが、先生に向かってそうは言っていないという。よし、それでいい。これはつまり10進数の10の補数を求めているわけで、そろばんの珠を指で弾く際には必須のものである。また、もっと大きな桁数で比較的大きな数字が並んでいる場合の暗算をする際に便利である。僕も習いたかったが、まあ、こんな小さい数の加減算など、訓練を重ねて気づかぬうちに覚えてしまっているのが日本人にとっては普通だと思うが。
b20161116

インターネットサービスプロバイダを変更

 長年利用してきたインターネットサービスプロバイダを変更した。NTT東日本の光回線サービスの卸売に伴うものである。既存のルータに加え、新しいルータが届いたのでこれらを接続。無線ルータになっているので、これまで使っていたTime Capsuleは基本的には停止することに。最初は不安定だと書かれており、確かにインターネットへの接続が安定しなかったが、そのうちに問題なく使えるようになった。これにてNTTへの支払いはなくなって一本化され、プロバイダ料金や、家族の携帯電話の通信料が安くなるはずだが、全てを理解しようとすると複雑で頭が痛くなる。

ニラの種子

 ニラの花が咲くと、匂いや蜜に誘われるのかアザミウマが集まってくる。そこを一網打尽。こんなことを思い描いてニラの花を咲かせていたのだが、ちょっとでも放置するとかえってアザミウマを増殖させてしまう。とにかく、せっかく咲いた花を、そして実を摘んでしまう勇気がなかなか持てず、今年はニラの種子がたくさん採れた。これを蒔いたら芽が出るのだろうか。暖かくなったら蒔いてみよう。もともとうちのニラは、このような平べったくて黒い種子を買ってきて育て始めたものだが。
b20161111

コーラか炭酸か

 コカ・コーラは好物の一つなのだが、最近飲んでいなかった。先日、文化祭に行った帰りに家族でマクドナルドで食事を取った際、久しぶりにコカ・コーラを飲んだら、数時間後、便が緩くなってちょっとした便秘が解消された。これはコーラの効果と確信し、ウェブで調べてみると炭酸水と蠕動運動の関係が触れられているものの、コーラの効用については見つけられなかった。炭酸といえばビールが思い浮かぶが、他の炭酸飲料に加え、ビールはそこそこの量を飲むのが普通。しかし便が緩んだという記憶はない。個人的にはコーラ独特の甘さと冷たさが効いていると思うのだが、今後、他の炭酸飲料も含め、注意深く観察してみることにする。

アメリカ合衆国大統領選挙

 なんとなんと、アメリカ合衆国次期大統領にドナルド・トランプが選ばれた。まさかと驚いたのも事実だが、ここ数日の報道からして、予想できなくもなかった事実である。周囲で困惑の声が多く聞かれるが、正直、僕自身にとってはそんなに大きな影響はないと思っているので、もはや楽しみに見守るのみである。選挙に行かないと決めている身からすれば、やはりこういった制度は現代において破綻していることを示すさらなる一例になったと言いいたい。休日の貴重な時間を費やして投票所に行く意味がないし、多額の税金を投入価値があるのか甚だ疑問である。時代遅れの民主主義なんぞに固執せず、今の時代に合った統治方法を模索してもらいたいと常々思う。

ホウノキの朴葉

 先日、研究室旅行で料亭に行き、朴葉味噌なる物を食べた。初めて聞く料理名だったが、朴葉さえ聞いたことがなく、何やら僕が知らない植物の葉らしい。並の人より植物の種類については詳しいはずだと自負していたので、周りのおばさんたちにあれこれ教えてもらい感謝する一方、少しばかりのショックがある。調べてみると漢字では朴の木と書くホオノキで、モクレン科の落葉高木、日本全国で見られるらしい。公園を歩いていてふと落ちていた葉を見ると、調べたばかりのホオノキの葉、つまり朴葉に似ているように思われ、写真を撮って検討してることにした。結論としてはホウノキに間違いない。山などにも行かなくとも、身近にもけっこうありそうだ。
b20161108

シンセサイザー演奏に立候補

 帰宅すると、珍しくピアノの音がし、息子が熱心に練習をしているではないか。しかしバイエルではない。学校の合奏でアンパンマンの『勇気りんりん』をやるらしく、シンセサイザーに立候補して楽譜をもらってきたとのこと。2人のところ3人立ったので近々オーディションのようなものがあるはずだ。さあ、日頃の練習の成果を出す時がきた。ピアノではなくシンセサイザーというのが気にかかるがまあいい。頑張れ。

二段の高校生相手に4子局

 娘の学校の文化祭、息子は今年も囲碁部へ。なんと互先でやると言って大差で負けた。これはきのうの話だが、そして今日もまた囲碁部へ。リベンジか。なかなかファイトがある。身の程を知り、今日は1級のお姉さん相手に8子局でやったらなんと88目勝ちしたらしい。最初、息子が打つのを見ていたのだが、別なお姉さんに「お父さんもどうですか」と声をかけられた。2年前に相手をしてもらった子で、もう高校3年生になったという。棋力は当時1級だったが、今では二段とのこと。向こうもなんとなく僕のことを覚えてくれていたようだ。前回は互先で大敗し、僕の棋力はたいして上がっているわけではないので4子置かせてもらうことを提案した。黒石が4つもあればありがたい。それらを活用し、いい感じで打つことができた。最後の方でアタリに突っ込んでしまい、本当なら負けなのだが、そこは見逃してもらってなんと14目勝ちという結果だった。受験勉強がたいへんで、最近は碁どころではないだろう。「またどこかで」と言ってくれたが、そんな機会はあるのだろうか。彼女が生命科学の分野に進めば、なくはないかもしれない。楽しみにしていよう。
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Author:Glires
生物学者の端くれ

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