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酔って候

 妻の実家に『酔って候』の単行本があり、何度か眺めたことがある。今回の帰省では収められている4編のうち、最初の山内容堂を扱っている『酔って候』を読んでしまいたかった。普段の読書は通勤電車の中くらいなものなので、文庫本1冊を1ヶ月もかけて読むことも普通なのだが、今回はきのう今日と実質一日で読み切った。出版は昭和40年、この単行本も僕が生まれるより前、昭和45年の物で、なんと定価が500円となっている。さて、歴史小説を読んでいても、ドラマを見ていても何かと出くわす山内容堂。近所を散歩すれば、贈従一位と深く刻まれた見事な墓石を見ることができる。四賢侯の一人とされるが、いったいこの飲んだくれ男は何をして、何をなし、そう呼ばれるようになったのか。武市半平太に切腹を命じた件や、坂本龍馬との関わりもよく理解できていなかった。これらに対する答えは全てこの小説にまとめられていた。得体の知れない化け物とさえ言われる容堂であるが、司馬は容堂が何を考え、どう行動していたかを理解し、自分なりに整理できていたようだ。それが正しいか否かは分からないが、小説としてはよくまとまっている。最後の方にも書かれている。「容堂は、暴虎のごとく幕末の時勢のなかで荒れまわったが、それは佐幕にも役だたず、倒幕にも役だたなかった。」
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