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将棋大会に初出場

 息子の応援だけではつまらないので、昨日は僕も一緒に将棋大会に出場した。区民のための小さな大会であるが、将棋の大会に出るなどもちろん初めてのことである。一生懸命やっていたのは小学生の頃ぐらいだが、どのくらいの棋力なのか。将棋の級位がどのようになっているのかも分からず、息子同様「初心者」という自己申告で臨んだ。初戦は年上のおじさん。先手をもらっていい感じに始まった。ここ10年くらいは娘や息子としかやったことがなかったので得難い体験である。ところがおかしなことが起こった。そのおじさん、金だか銀だかを1つ前に進めようとしてやめて駒を線上に置いた。それはいったい何を意味するのか。まだ悩んでいるような素振りで、僕の方でもどう対応すればいいのか分からず様子を見ていたら、別の駒を動かした。「これはどっちですか」と尋ねると「こっちだ」と一つ進めたと言い張る。お前、二手指しているではないか。これにはさすがに頭にきて、はっきりと言ってやった。友人から、オンライン対局では起こり得ないが、角を動かす時に一つずらしたりする奴がいるから気をつけないといけないと聞いたことがある。このおじさん、呆けているのか故意なのか。とにかく楽しかった対局が一気に不快になった。その後、不注意で大駒が取られ、そこから一気に形勢は逆転し、負けてしまった。二局目は同年齢くらいのおじさん。自己申告により向こうは香落ちということになり、飛車の斜め後ろの香車を落として向こうが先手で始まった。これって本当に僕の方が有利になっているのだろうか。疑問に思いなが差し進めたが、後で調べてみたら、香落ちとは角の方の香車を落とすらしい。二局目も悪くなったのは大駒が取られてからだった。当たり前のことではあるが、そこが将棋の勝敗を決めると言っても過言ではない。真剣に取り組んでいるとしだいに集中力が落ちてくるのはしかたなく、角や桂馬などが効いていることを見逃して取られてしまうということもある。一手指す前にそれだけでも慎重に確認するようにしなければならない。二連敗で迎えた三局目は僕より若そうなおじさん。振り駒というのを教えてもらい、向こうが先手で始まった。この勝負が最も楽しいものとなり、勝ちがほぼ見えていたのだが、最後の向こうの連続長考による粘りで、負けてしまった。最後は三連敗どうしの対局なので、いいかげん勝てるだろうと思っていたが、若者にあっさりと負けてしまい、全くいいところがなかった。完全に集中力が切れていた。それだけ最初の三局に集中していたという証でもある。けっきょく0勝4敗という情けない結果に終わったが、四局目を除けばどれも、悪い将棋ではなかったと思う。将棋の勉強に時間をかける気はないのだが、初勝利を目指してまたいつか大会に出てみようと思う。
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