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蝶ヶ岳日帰り登山

 午前2時半に起き、出発は3時過ぎとなった。妹の運転で常念岳および蝶ヶ岳の登山口となっている三股へ。もともと山小屋1泊で常念に登る予定であったが、昨日からの雨で蝶への日帰り登山となった。メンバーは娘と長妹と甥との4人、長妹が蝶には登ったことがないとのことでこうなった。幸い雨は上がり、東京では決して見られない星空が広がっている。30分程で駐車場に着き、いよいよ歩き始める。三股とは、蝶ヶ岳と前常念岳への分岐のことを言っているのだと思うが、そこまで一般車は通行できない車道を歩く。まだまだ真っ暗である。29年前、両親とこの妹との4人で一の沢から常念岳に登った。その時も、真っ暗な道を歩いた。あれ以来、山登りが好きになり、数々の山を登ってきたが、真っ暗な中の山登りは久しぶりである。半袖半ズボン姿であるが寒くはない。その4年後、ちょうど四半世紀になるが、大学生になってから今度は両親と末妹との4人でこの蝶ヶ岳新道を登った。今の地図を見ると、新道とは書かれていないことに時の流れを感じさせられる。真っ暗な中、頼りになるヘッドライトも今やLEDで、明るく長持ちするだけでなく、軽いのがいい。標高を上げて行くとしだいに明るくなってきた。日の出は5時過ぎだろうか。御来光は拝めなかったが、朝日に輝く雲が美しかった。母が作ってくれたおにぎりや唐揚げを食べてはまた登る。急な登りが終わった辺りがまめうち平だが、上りでは標識を見落として気付かなかった。雨上がりの道はぬかるんでいる。標高2000m地点を超えるが、25年前にここに来た時には腕時計に付いていた高度計と照らし合わせてみた。今はGPSがあり、大きな地図を開くことなくiPhoneで眺めながら歩く。山登りのスタイルがずいぶん変わってしまった。蝶沢を越え、最終ベンチまで来ると頂上は近い。ナナカマドのトンネルをくぐって進むと大滝山への分岐に出る。2年前はこのずっと先にある鍋冠山に家族で登ったが、いずれはここまでの長い尾根を歩いてみなければ。ハクサンフウロが咲くお花畑を縫って歩くと蝶ヶ岳ヒュッテの幕営地である。西側の谷、横尾の方から強い風が吹いていて、ガスも出ている。いきなり寒い。僕はすぐに山頂へと向かったが、3人は服を出している。晴れていると思ったが、それは稜線の東側だけで、山頂からは何も見えなかった。蝶ヶ岳ヒュッテ近くのこの頂が蝶ヶ岳の最高地点らしい。なるべく風を避けるようにして小屋のベンチで昼食。時刻はまだ9時前である。僕も寒くて半袖半ズボンではもはや我慢できなくなり、カッパを着込んだ。ひょっとしたら温かい物が欲しくなるかもと軽く思っていたが、湯を沸かして食べたカップうどんはありがたかった。箸を持ってくるのを忘れ多少の不便さはあったが、お湯をすすってなんとか落ち着いた。ここでもう帰ってもいいのだが、せっかくだから蝶槍までは歩いてみることに。残念ながら左側に連なる槍・穂高連峰は稜線に雲がかかってしまってそれぞれの山の判別が困難であったが、大キレットの鞍部まで標高が下がると雲が切れており、雄大な眺めである。目の前には常念へと続く尾根がくねくねと伸びている。ここまで来てこの道を歩かないとはもったいない。登山道から離れた遠くにコマクサを見つけたが、今回見たのはその一ヶ所だけだった。ライチョウやカモシカは残念ながら見られなかった。それにしても、ハイマツがところどころを覆う北アルプスの稜線歩きは本当に久々のことで心がうきうきしてくる。やっと娘や甥を連れて来てやれたと思うが、奴らはそれほど喜んでいない様子。三角点の頂まで僕は一気に歩いてしまったが、待てどもまてども残りの3人は現れない。しかたなく戻ってみると、もう歩く気力を失って大休止である。尻を叩いて歩かせ、三角点、そして蝶槍まで上り詰めた。午前11時、ここから充実に歩いて来た道を戻る。帰り、最高地点は晴れており、また登り返して写真でも撮りたかったが、残り3人にはそんな元気はないようだ。雲の切れ間から安曇野が見える。実家が目に入っているのかもしれないが、認識することはできなかった。 蝶が岳ヒュッテから少し下って大滝山分岐、どんどん下って行って最終ベンチ、蝶沢。雲がかかっているものの常念がきれいに望まれる。空は青い。その先は比較的平らな道が続き、2000mを切り、まめうち平である。その先はまた急になり、上りでは暗かった道である。「こんなところあったっけ」という場所も多い。ゴジラみたいな木まで来るとだいぶ降りて来たという感じになり、吊り橋を渡ると三股が近い。三股から駐車場までは15分ほど、ようやく帰ってきた。休憩や食事時間を入れた行動時間は11時間20分。日頃、たいした運動もしていない娘でも、中学生ともなればこのくらいは歩ける体力を持っていることが分かった。雨天のため日程を縮めて長丁場となったが、次は小屋に泊まってゆっくり楽しみたいと思う。来年はどこにしよう。
Aug18_2015
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