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マラソンよりも遥かに長い道のり

 再生医療の公開シンポジウムに出て、初めて山中伸弥先生の講演を聴いた。一般人向けの話なのだが、力のこもった独特の話っぷりから自身の熱意がめいっぱい伝わり、心が動かされる講演だった。父親は東大阪で町工場を経営していたが、ある日、金属片が足に入り込んで骨髄炎になった。取り出す手術がてこずり、大出血、そして輸血を余儀なくされる。これが原因で非A非B型肝炎を発症。工場は継がなくていい、医者になれと言われ、医学部を卒業し、その後、父親は肝硬変で57歳の生涯を閉じたという。そしてその翌年、非A非B型肝炎の原因であったC型肝炎ウイルスが発見される。僕の祖父もシベリア抑留中に輸血を受け、非A非B型肝炎を患っていたが、57歳とは家族にとってあまりに酷である。それから25年が経ち、日本で飲み薬ハーボニーが販売され、C型肝炎ウイルスは抑えることが可能になった。もっと早く開発されていれば父親は今でも生きていたはず。iPS細胞はそんな可能性を秘めている。30代半ばでサブフォーを達成した僕なんかよりもずっと速い山中先生だが「研究はマラソンよりも遥かに長い道のり」などと言っていた。患者さんたちからの応援によりその長い道のりを突き進んでいるのだと。

ラテン語とロマンス語

 ロマンス語と呼ばれるラテン語と何が違うのかよく分からない言語がある。長年、なんとなく疑問に思っていたが、田澤耕『物語 カタルーニャの歴史』という本を読んでいたら、この点が明確に説明されたいた。ラテン語は中世ですでに死語となっていたようだが、多くの国に分かれ別々な言葉を喋っているヨーロッパにおいて、特に知識人達の共通語としての役割を持っていた。当時の知識人とは主に僧侶、つまり教会関係者で、キリスト教圏に限定されるのかもしれない。死んでいるから、言葉の使われ方など変わることなく、また文法に厳密らしいから情報を正確に伝える手段として最適だった。ローマ帝国消滅後、それぞれの地域で土着語などの影響を受けてラテン語は変化してゆき、文法に対する厳密さも失われ、ポルトガル語、ガリシア語、カスティーリャ語、カタルーニャ語、フランス語、サルデーニャ語、イタリア語、ルーマニア語などに分かれたそうである。これら諸語をラテン語と区別してまとめてロマンス語と称するらしい。独りバルセロナに行った時、みんなスペイン語を話しているのかと思ったら、日常生活においては彼らは何やら別な言語を使っているようで驚かされたことを思い出す。当時、日本語で情報が得られなかったので、状況を把握できなかったが、それがカタルーニャ語だったのだろう。今でこそ独立騒ぎでカタルーニャは有名になったが。南米で広く使われているスペイン語はカスティーリャ語と呼んだ方が正確なのかもしれない。スペインではいくつものロマンス語が国のあちこちで使われているのだ。

国立大4割正解非公表

 以前、友人が「トップの成績で大学に合格した」とか言っていた。なんでそんなことが分かるのかと疑問に思ったが、大学は入学試験の成績、最高点や合格点などを開示しているらしい。最近はそうなのかと思っていたが、開示している国立大学は4割にとどまると、入学試験で大きなミスをした京大のニュースに絡み、今日の読売新聞1面が報じていた。読売新聞の調査によると、公表している国立大は45で、確かに彼の出身大学は含まれている。一方、僕の出身大学は未だ非公表で、東大、京大も含め36大学は開示を行なっていない。文部科学省、つまりお役人達は開示を促進させたいそうだが、大学側の意見は分かれている。

肉味噌スパゲティーの作り方

 先月作って凍らせておいた肉味噌で、きのうの昼、肉味噌スパゲティーを作ったのでここにレシピをまとめておく。今回、サヤインゲンとピーマンを使ったが、野菜は冷蔵庫の中に使われずに残っているものを適当に。フライパンにオリーブオイルを入れ、野菜を数分間炒め、融かした肉味噌とカレーのルーを1個加え全体をなじませる。1分程度短く茹でたスパゲティーを、食塩が入った少量の茹で汁とともにフライパンに移し、オリーブオイルを少し加えて炒め合わせる。完全には混じらないので、盛り付けはまずはスパゲティー、その上に肉味噌や野菜を乗せるような感じで。これで少食の我が家4人分。
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iPhoneの下取り

 これまで使っていたiPhone 6を初期化した。その前にiPhoneを探すをオフにしなければならなかったらしいが、その作業を省いてしまった。とにかくこれで下取りに。外見上、壊れているようには見えず、起動すれば下取りしてくれるらしいから問題ないだろう。確認が取れれば、2年間に渡り総額1万2千円余りが戻ってくる。iPhone X購入額13万円のうちの1.2万円である。下取りされたiPhoneはその後どう活用されるのか。それはともかく、これまで手にしたiPhoneは、3G、3G、4、5、6、Xの6つ。最初の3Gは初期不良で回収され、5は下取りに出して手元にないが、4つを並べることができた。3Gも未だに動くには動く。全く役には立たないが。
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AB1のDNA配列データ

 隣に座っている研究員がAB1ファイルの開き方が分からないなどと言う。そういったファイルはこれまで扱ったことがないのだと。毎日のように次世代シークエンサHiSeqのデータを見ているような研究員がである。これには目を丸くして驚いてしまった。僕が大学院生の頃は、毎日のようにBigDyeなどで読んだDNA塩基配列のchromatogramをSeuencherという高額なソフトウェアで眺めていた。そんな従来のシークエンサによって読まれたデータがAB1フォーマットで保存されている。4色のchromatogramが何を意味しているのかも知らなかったと。それでもFASTQを処理するのにこれまで全く支障はなかったようだ。時代は変わった。
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新聞の紙面モニター

 朝日新聞の紙面モニターということで図書カード千円分をもらった。朝刊、夕刊を1ヶ月間無料で購読してアンケートに答えるというものなのだが、実はそのアンケートは非常に簡単なもので、真の目的はそのまま継続購読させることだったようである。若いお兄さんが何度も足を運んできて、朝日新聞はどうか、今後も取ってくれないかと必死だった。もうしわけないが、今読んでいる読売新聞をやめてまでそうする気にはなれない。図書カードがもらえると言えども、何を言われようとも、断固断るつもりであったが、そのお兄さんは執拗ではなかった。それはさておき、読売新聞と朝日新聞の両方に目を通すというのは辛く、せめて全紙面をめくって眺めるということだけはやろうと思ったが、できずに溜まっている新聞が多数ある。毎日4部も届くのである。図書カードをもらったからには、せめて全紙面を眺めてから廃品回収に出そうと思う。

温泉での撮影禁止

 先日、サッカーの練習の後、久々に息子と歩いてすぐ近くにある温泉に行った。親子で仲良く露天風呂に入っている様子を写真に撮って残しておきたいのだが、もう大々的に撮影禁止の張り紙が張られている。スマートフォンを持ち込み、撮影しようとする人は多いのだろう。しかたない。ここから星はそんなに見えないのだが、晴れた夜空を楽しんだ。アニメか何かで見たのか、年末に安曇野の温泉で覚えたのか、コーヒー牛乳が飲みたいと言う。残念ながらなかったので、牛乳とコーヒーを1本ずつ買って混ぜてみた。

PGIコンパイラでOpenACC

 NVIDIAのGPUを搭載した電子計算機を借りている。せっかくの機会なので、いろいろと試してみたい。何やらOpenACCというのがあって、Cでほんの数行のディレクティブを書き加えるだけで、自動的にGPGPUのコードを生成してコンパイルされるらしい。これまで聞いたこともなかったので、いったい何だそれはという不信感の方が大きかったが、自分でプログラムを書いてみた。円周率を計算してみよう。収束は遅いかもしれないが、実装が容易なライプニッツの公式で、数十億項程度計算させてみる。GCCでコンパイルして実行すると、少数第9位まで正しく計算できていて28秒ほど。500万円以上もする計算機なので、GPUなど使わずともかなり速い。しかし、OpenACCを利用できるPGIコンパイラというを利用すると、その半分の時間で同じ結果が返ってきた。#pragma acc kernels というディレクティブだけで中では何が行われているのか、全く不明なのだが。

シンセサイザーを担当

 息子の今度の学年の合奏はベートーヴェンのトルコ行進曲。ぜひともピアノを弾いてもらいたかったが、最近はピアノの練習がはかどっていないし、楽譜をもらった頃はひどい風邪をいいて練習ができなかった。本人もやる気がなく、シンセサイザーでいいと言って、シンセサイザーの楽譜で練習をしてオーディションに臨んだ。いい感じで弾けたらしいが、なんと去年もやったからと外されてしまったとのこと。特別な楽器を演奏しない子供達は鍵盤ハーモニカである。これには本人もショックだったし、それを聞いた娘も、自分の時はそんなことは一切になかったのにと。妻も僕も家族一同、残念に思っていた。外されても、家では時々シンセサイザーのパートを弾いていた。そうしたら今日、突然、やっぱりシンセサイザーをやるよう先生に言われたとのことである。今日はいいニュースがあると息子が言うから何かと思ったら、こんな話だった。

肉味噌の作り方

 最近、肉味噌のスパゲティーをよく作って食べている。今日は肉味噌だけを作った。いい機会なのでここにレシピとしてまとめておく。長ネギは1本をみじん切り、ショウガは親指よりちょっと大きいくらいの塊をみじん切り。これをサラダ油適当量、豚挽肉300 g、味醂大さじ2杯、醤油小さじ1杯、味噌大さじ3杯とともに炒める。香りが立ってきたら高温にならないようなタイミングで食塩入りの料理酒大さじ2杯を加え、挽肉がぽろぽろとなるように、そしてさらに味醂、醤油。水分がなくなるまで炒める。これで少食のうちの家族4人の2食分。今回は2つに分けて冷凍庫に入れたが、すぐに使ってもいいし、数日後に使うなら冷蔵庫でも。
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iPhone Xを購入

 これまで使っていたiPhone 6は、電話は問題ないのにいつの間にか音声を入力することができなくなっていた。よってSiriも使えない。しばらくそういったことに使っていなかったから、いつ壊れたのか分からない。まあ、使用頻度は低い、僕にとって重要な機能ではないとも言えなくもないのだが、不便なことは確かである。何らかの設定の問題かと思ったが、そうでもないようだ。ならば思い切って新しいのを買うか。iPhone 6はいつ買った物かを調べてみると2015年1月だから、3年以上も経っていた。何だ、いつの間に。そんなに使っていたのか。iPhone 8にするかiPhone Xにするかという選択肢があるのだが、せっかくだからiPhone Xにしよう。画面サイズが大きいし、顔認証もある。娘のiPhone 7で撮る写真のきれいさに驚いていたが、iPhone Xのカメラはそれよりもいいらしい。容量は64 GBもあればじゅうぶんで、これで税込13万円である。なかなかの出費だ。下取りや、2年後の機種変更による割り引きもあるのだが。ホームボタンやイヤホンのジャックがないのがこれまでと大きく違う。顔認証には驚かされる。iPhone Xを自分の顔の前に持ち上げるだけでロックが外れる。"Hey, Siri."と言えばハンズフリーでSiriが起動、さらに指示すれば何かをやってくれる。iPhone 6は息子の指紋でも使えるようにしていたが、iPhone Xは息子が持っても、喋っても全く反応しない。封印されていた間に音声入力機能はさらに良くなったようで、僕が喋った日本語は、おおよそいい感じで平仮名や漢字のテキストに変換される。13万円の価値はある。

歴史の愉しみ方

 先日娘に買ってやった新書3冊のうち、後回しにされていた磯田道史の『歴史の愉しみ方 - 忍者・合戦・幕末史に学ぶ』というのを読んでみた。『武士の家計簿』の原作者で、読売新聞への寄稿は時々目を通していたが、こんなにすごい人物とは知らなかった。古文書を探し出す自慢話の集まりなのだが、とにかく頭が下がる思いである。忍者の実像を探る、歴史と出会う、先人に驚く、震災の歴史に学ぶ、戦国の声を聞くという5章に分かれるが、全体として50程の短いエッセイの寄せ集め、まとまりがあるようでない本なのだが読み易いことは確かである。何に驚かされたかと言えば、研究への自分のお金の使い方である。僕も20年以上研究というものに携わっているが、国からの研究費頼みで何とかここまでやってこられた。自分の懐が痛むようなことはあまりなかったし、今ではありがたいことに家族が生活して行けるだけのじゅうぶんな給料ももらっている。元を辿ればみんなが払ってくれた税金である。この著者はおそらく研究者になる前から自分のお金で、あちこち歩き回り、旅をして古文書を探し出し、買えるものは自分で手に入れて、人生を楽しんできた。そしてこんな楽しい本を書いて、歴史の愉しみ方を説き、印税を稼いでいる。第3章先人に驚くに、手塚治虫と幕末西洋医という話がある。その中に「金は稼ぐより真に価値あるつかい方をするほうが難しい」と書かれ、手塚のご先祖様を褒めているのだが、いやいやこの著者もなかなかである。

消えたランチョンマット

 朝、息子が登校したと思ったら、しばらくして戻ってきた。ランチョンマットがないと言う。二人で家の中を探したが見つからない。息子は大泣きだ。こいつは幼い頃からけっこうな泣き虫。姉と比べるとその差は歴然としている。「男がそんなことで泣くな」と諭すが、もちろんそんなことでは泣きやまない。妻に電話をし、姉が小学生の頃に使っていたのを見つけ、それを持って再び学校へ。それにしてもないとはおかしな話だ。息子も途中でよく気づいたものだ。夜、帰宅すると息子はけろっとしている。下校後、うちの建物の1階で拾われ、届けられていたらしい。紐が切れてランドセルから落ちたのか。

北欧の湯飲み茶碗

 父の日は6月ではなかったか。今日突然、父の日のプレゼントだと言って、娘が買ってくれた湯飲み茶碗を、娘本人からではなく妻から受け取った。渡すのを忘れていたと。まあそれはいいとして、律儀な娘だ。幼い頃「パパはよくメモを取っているから」と言って、掌くらいの大きさのノートをプレゼントされたことがある。今回も、僕が毎日何杯も何杯も煎茶を飲むのを見てのことだろう。僕が愛用している湯呑みは、仙台にいる頃に買い揃えた夫婦茶碗で、妻のは割れてもはやこの世にはないのだが、ツユクサが描かれた僕の方は四半世紀使い続けている。それを娘からもらったといって簡単に変えられるかというと、そうでもないのだが、実はその新しいのはデンマーク製で、見るからに和風ではない。容量が大きいことが特徴。煎茶を飲むということは精神的な面が非常に大きいのだが、そういうことを度外視し、例えば水分補給を重視するならばこの北欧湯飲みも使えそうである。さっそくこれで飲んでみよう。
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集中力が切れた結果

 息子は一つ上の学年の公式戦にゴールキーパーとして呼ばれ出場した。今日は2試合ある。1試合目はしっかり抑え、点が入らないまま迎えた後半、こっちが1点を決め、僅差で勝ち点3をもぎ取った。そして2試合目、得失点差があり、勝ち点3を取れば決勝トーナメント出場という状況でのキックオフ。相手はけっこう強いらしいが、コーチ達は勝てないことはないと言う。前半、前試合同様に無得点に抑えた。ここまでよくやってくれた。あとは味方がゴールを決めてくれることを祈るばかりである。しかしながら後半、やられてしまった。引き分けでは駄目だから、これから2点取らなければならない。そうこうしているうちにもう1点を決められてしまった。この子達にこの点差をはね返そうという精神力があるようには見えなかった。失点を許したわが子にとってはなおさらのことである。なんだかもじもじしているうちに3点目を決められる。交代させられ、わが子はトイレに走って行った。結果は0対3、決勝トーナメントは遥か遠かった。
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急増する非正規公務員

 先月の新聞に、非正規の公務員が急増しているなんていう記事が出ていた。全国の自治体の事務職などの話だという。本当に急増しているのか。そんなの、前々から多数いたろうにようやく今頃になってメディアが気づいて報道したのか。これは決して自治体に限ったことではない。国立の研究機関で日々まざまざと見せつけられている。自分自身、最初は非常勤の研究員として雇われた。その後、常勤職になれたから良かったものの、そうなってこそ初めてその格差を目の当たりにすることとなった。国の機関は多くが法人化され、運営費交付金を減らされ、経営努力が求められている。人件費削減もその一つである。本庁、つまり中央官庁からキャリア官僚が出向してきて、常勤職を減らし、非常勤を増やし、さらに、直接雇用せずにわざわざ派遣会社に多額の費用を払って人件費を計上しないという聞いて呆れるような手を使い、削減成果を謳って帰って行く。これが厚生労働省、労働政策を担当するべき省庁の出先機関で行われているのだから唖然とさせられる。先の新聞記事では昨年の8月に初めてこの実態調査が全国自治体に対して行われたようだが、自治体に対してということからも分かるように指示したのは総務省である。厚生労働省は何をやっているのか。

真冬のアサガオ

 アサガオを短日処理して花を咲かせてみる、そんな夢を叶えたものの、それから季節は冬となり、年を越した。職場の窓際に置いている植木鉢のアサガオは未だにいくつもいくつも蕾を付けるのだが、もうどれも貧弱な花しか咲かすことができないようだ。とてもアサガオの花が咲いたと言えるような花ではない。それにコバエが湧いている。残念だが捨てることにしよう。種を採ることは叶わなかった。

箱根駅伝10区

 息子と箱根駅伝を見るため、第一京浜まで行った。復路なので10区、アンカー区間。東京国際大の青い幟が立ち並ぶ間に紛れ込み、読売新聞の小旗をもらって選手が来るのを待つ。息子は連勝中の青学大を応援。さて僕はどこを応援すべきかと現地に着いてから思い悩んだ。母校は出場していないどころか、予選会に出る資格さえない。非常勤講師として勤務経験のある早大を応援するくらいか。今日は青空が広がって天気が良かったのは幸いだ。とは言え寒い中けっこう長い時間待っていると、ようやくトップの選手が現れた。青学大。トラブルなく4連覇に向けての快走だ。息子も、暖かい家の中でテレビを見ているよりも、わざわざ見に来た楽しさを実感してくれたようだ。ランナーが目の前を通過するのはほんの一瞬である。それでは競り合っていたとしても認識できない。しかし、直に応援するからこそ考えさせられる。この選手らは、どれほどの苦労をして、今、この第一京浜を走っているのか。その影には同じチームで選ばれなかった多数の部員もいるし、予選会で涙を飲んだチームも多い。どこの大学が勝とうが、僕の知ったことではない。才能と努力と運で勝ち得たこの走りを悔いのないよう、全力で楽しんでもらいたい。
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蜂蜜に含まれるボツリヌス菌の芽胞

 昨年、乳児ボツリヌス症で1歳未満の男の子が亡くなったとのニュースがあった。それで初めて知ったのかどうかは聞かなかったが、僕が赤ちゃんだった頃、そんなことはつゆ知らず、けっこう大量の蜂蜜を食べさせていたと母から伝えられた。長男、第一子をじょうぶな子に育てねばと栄養価の高い蜂蜜を与えたと。けっこうたくさんなどと言うからには、赤ちゃんだった僕の腸管内ではボツリヌス菌が繁殖していたのかもしれない。体調に問題はなかったのか。子育てをするからには、母親、そしてもちろん父親も、多少の生物学の知識は持っていた方がいいのかもしれない。赤ちゃんに蜂蜜を食べさせてはいけないと言われても、そう簡単には納得できない。細菌、芽胞、腸内細菌、このぐらい知ってどんなものか理解していないと。

ゲイラカイト揚げ

 息子が凧揚げをしたいと言う。東京ではなかなか難しいので、この帰省中に楽しませてやりたい。黒いゲイラカイトを揚げていたのはいつだったか。寒い風の吹く中、独り家の外に出て、思いっきり凧糸を伸ばし、思いっきり高く揚げて遊んでいたことを今でも覚えているのだが、小学校低学年の頃だったか。いやいや松本に住んでいた頃のように思うので、幼稚園児だったか。記憶が曖昧だ。息子にもあの黒いゲイラカイトを買ってやりたかったがもちろん見つからず、奴が欲しいと言うポケットモンスターのキャラクターが描かれているかっこ悪いデザインのカイトを買った。それでも形はゲイラカイト。よく揚がるにに違いない。午前中、風が弱いが息子と二人で挑戦してみた。ちょっとは揚がるのだが、風が止まったり、向きが変わったりすると落ちてしまう。一度、木の上に落ちて、思いっ切り引っ張ったら、凧糸を結ぶ穴が破れてしまった。幸い、強い風用と弱い風用の2つの穴が空いており、もう一方が使える。午後、強い風が出てきたので、娘も一緒に3人でカイトを揚げた。一瞬で空高く舞い上がった。風を受ける音がすごい。息子は恐くなって姉に託して逃げるくらいだった。とは言え、やはりカイト揚げは楽しい。日本の正月なら和凧を揚げるべきかもしれないが、素人でも簡単に楽しめるのはゲイラカイトだろう。娘もこういう凧は初めてだったようで珍しく興奮していた。
b20171231

スキーのストック

 この年末年始、最も天候が良さそうなのは今日である。9時過ぎになってしまったが、娘と息子、妹と甥の5人で爺ガ岳スキー場へ行くことに。鹿島槍スキー場にまで足を伸ばしたかったが、次回にしよう。爺ガ岳スキー場ならば車で45分程度である。娘はとても上手とは言えないが、放っておけば勝手に滑る程度にはなっているので、今度は息子をなんとかしなければならない。4年前から毎シーズン1回ずつ滑っているので、今回で5回目。これまでストックを持たせてもらえなかったから今度こそストックを使って滑りたいと言うので、ストックを突いた方へ曲がる練習をした。リフトを降りたところでいきなり転んで心配になったが、過去に習得した感覚をすぐに思い出してくれた。スピードも出すように言うと、プルークボーゲンながらけっこう速く滑ることができるようになった。こうなれば楽しいだろう。しばらくしたら、姉と滑りたと言い始めたので、僕は独り、上の方に行ってみることに。上と言ってもここは中級コースまでしかない。この時期、少しばかり土が出ているところはあったが、雪質はそこそこいい。そんなに混んでいないのでリフトにはすぐに乗ることができるし、思う存分、独りで楽しむことができた。青空が広がり、天気も良かった。3時を過ぎると寒くなったが、もう少しだけ頑張った。息子も頑張ったようだ。スピードを出しただけあって何度も何度も転倒したらしい。とは言え、5人とも怪我することなく帰宅。1シーズンに2回ぐらい来られたらいいのだが。
b20171230

コントラバスを持ち運ぶ学生

 昨日、学生が研究所にコントラバスを持ってきたのでおそるおそる弾かせてもらった。彼女自身の所有物である。そもそも彼女が僕のところに転がり込んできた経緯は、音楽関係に出費がかさむ姉を見て、アルバイトがあったら紹介してやってもらえないかという妹からの進言だった。それはともかく、思っていた通りやはりコントラバスは大きい。重さはそれほどでもないのかもしれないが、とにかく大きい。彼女はこれを抱きかかえるようにして歩き、バスにも乗せて運んできた。オーケストラに所属している彼女はいつもこんなことをしているわけだ。さて、今朝は早く起きて子供達とうちの実家に帰省。スキーウェアは宅配便で送ろうと思っていたが、コントラバスを抱えて持ち運ぶ姿を見て、僕も負けてはおれんと3人分のスキー道具をザックに詰め込み、それを背負って家を出た。

おろしや国酔夢譚

 吉村昭の『大黒屋光太夫』を読んで感銘を受けたのはもう3年以上も前になる。井上靖も同じような話を書いていることを知ったのだが、ふとそんなことを思い出し、再びあの興奮を味わいたくなった。薄い本かと思っていたが、図書館で予約して手にしてみるとそうでもない。吉村昭のと同じような分量か。井上靖『おろしや国酔夢譚』である。あらすじと結末は知っているので、興奮というよりも懐かしさを感じながら読み進めた。両者を比較してみたいところだが、3年も経てば細かいことは忘れている。アムチトカ島に降り立った時、井上は「大地に足がついている限り、どんな環境に置かれようと、自分の判断と決意と努力で、それを少しでもいい方へと持って行けぬ筈はなかった。」と書いている。この言葉は非常に印象的だ。それから10年間、ロシアでの生活の詳細な記録が残っていることに驚いていたが、この本を読んで、光太夫が熱心に記録を取っていたことを知った。今だったらコンピュータに打ち込めば済むが、当時は紙が必要だし、筆記用具は一体何なのか。筆なのか。とにかくそれらを用意して、10年間、保持して運んでいたわけだ。とても頭が上がらない。江戸に帰ってから光太夫は「日本人にては桂川甫周様、中川淳庵様と申すお方の名をば、私どもの面倒をみてくれました学者のキリル・ラックスマンは知っておりました。」などと、桂川がいる前で言ったという。将軍家なんかよりも学者の名である。『大黒屋光太夫』の2003年に対し、『おろしや国酔夢譚』が連載され始めたのは1966年である。当時は、帰国後の光太夫と磯吉が江戸で比較的自由に生活できたことは知られていなかったという。決して見てはならぬものを見てきてしまい、小説の上では規則や形式を重んじる日本での制限を受けた余生を送ることとなる。史実とは異なるのかもしれないが、自分の生まれ育った国は客観的に見るとどんなところなのか、ロシアとの比較により少しばかり考えさせられる。

ADSL終了

 ちょっと前の朝日新聞に、ADSLが2023年に終了へという記事が出ていてびっくりした。ADSLどころかISDNさえも、未だに使われていたのだ。しかも、それぞれの現在の契約数はピーク時の15%および6%だという。意外と多い。ISDNは、どんなものか勉強したことはあるが、僕自身は使ったことがない。企業などの利用が多いというが、一度作ったシステムを、アップグレードせずに大切に大切にずっと使い続けているのだろう。ま、それはいいとして、ADSLは利用していた。我が家に導入した時には、あの細い電話線でこんなに高速なインターネット接続がたのしめるのかと興奮したものである。ISDNなんて引っ張らなくてよかったと。

深層学習のためのコンピュータ

 ディープラーニングのために設計されたコンピュータSR24000/DL1を1ヶ月間無償で使えることになった。試しにKerasに入っているMNISTのテストプログラムを走らせてみた。自分のMac Pro Late 2013と結果が出力されるまでの速さを比べると、なんと実測で15倍以上の差、さすがディープラーニング用の計算機である。ディープラーニングにおいては大量の行列の内積計算が行なわれるわけだが、それらは細かく分ければ単純な掛け算と足し算である。それをCPUよりも単純化により高度に並列化されているGPUにやらせてしまうというからくりである。このような処理も適切にインストールしたTensorFlowのラッパであるKerasを動かせば、GPUのことなど何も意識せずにトレーニングとテストを行うことができる。使わない手はない。しかし、それだけではプログラマとしては面白くない。CUDAを勉強し、GPGPUと呼ばれるプログラミングを試してみたい。
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GPUを利用した汎用並列計算

 型落ちするので安くするから買わないかと打診されていたディープラーニング専用コンピュータSR24000/DL1というのがある。安くするからと言われても価格は500万円以上、そう簡単に買える物ではない。ずっと買い手が付かなかったのか、1ヶ月間、無償で貸してくれるということになり、年の瀬の今日、設置された。何がディープラーニング専用かと言えば、行列の内積計算、つまり小数の足し算やかけ算を延々と行う処理を、CPUではなくGPUで高度に並列化させて高速化させるという点である。今はやりのディープラーニングを謳っているわけだが、必ずしもそれ専用というわけではない。単純で大量にある浮動小数点数の演算を並列化できる大規模な処理ならば何でもいい。搭載されているのはNVIDIAのTesla P100というGPUで、これが4個も。ストリーミングマルチプロセッサあたり64のCUDAコアがあり、P100は56マルチプロセッサを持っているから、14,336コアもあることになる。しかもメインメモリは512 GBで、このモデルは800万円以上もするらしい。ディープラーニングの利用に関してはユーザ側としてはKerasを使えば勝手にGPUを使ってくれるので何とかなるだろうが、せっかくの機会なのでCUDAを利用したプログラミングに挑戦して、GPGPUの何たるかを理解しておきたい。使うことができるのはほんの31日間である。

サッカーで親子対決

 今日は親やコーチ達もそれぞれチームを組んで、子供達のチームとともに互いに戦った。6試合やって、2点ぐらい入れただろうか。そのうちの1点は息子達2年生チームとの対戦で。ゲーム前、息子は毒突いたり、自分ができていないのにチームメートに指示を出し、しかも味方が攻めているところを抑えるような勝手な指示を出して騒いでいる。ゲーム中に相手の服を掴んだりもする。2年生チームを負かした後、息子を叱りつけてやった。まあ、それはともかく、楽しい一日だった。息子は中学生になったら野球部に入るとずっと言っていたのだが、何があったのか、今日は「野球じゃなくて中学でもサッカーにする」と言い出した。

娘のために新書を購入

 高校生の娘と御茶ノ水に行った際、神保町の本屋に立ち寄った。冬休みの宿題で、新書を読んで発表か何かをしなければならないとのこと。本を読まない娘は、新書が何かさえ知らないだろう。同じような年頃に大きな影響を受けた新書と言えば朝永振一郎の『物理学とは何だろうか 上』である。古い本だが、今でも売られているのか。探してみると装丁も大きく変わることなくちゃんと並べられていた。ぜひ読んでもらいたいところだが、押し付ける気もないので、参考までにということで預け、他に良さそうな新書はないかと探してみた。図書館にはよく足を運んでも、本屋に来ることは滅多にない。読んでみたい新書を探すとなるといくらでもある。その中で、娘も少しは楽しんでくれるのではないかというのをタイトルだけで選び、手渡したのは20冊近くだったか。その中から娘が買ってと選んだのは、岩田昭男『Suicaが世界を制覇する アップルが日本の技術を選んだ理由』、 磯田道史『歴史の愉しみ方 - 忍者・合戦・幕末史に学ぶ』、田沢耕『物語 カタルーニャの歴史―知られざる地中海帝国の興亡』という3冊だった。科学技術と経済、日本史、そして世界史。意外な選択だった。まあいい。本を買うことがない僕が買ってやるんだから、とにかく読んで楽しんでくれ。本という物、実体を与えたというよりも、思想のようなものを与えたかと思うと楽しい。もちろん自分もこれら3冊、じっくり読んでみようと思う。

学生の壊れそうなMac

 別な研究室に所属している学生の指導をしているが、彼女のMacBook Proは調子が悪いという。以前からそんなことを言っているのにいっこうにバックアップを取っていない様子。僕からしてみればよくそんな状況でコンピュータを使い続けるなという感じだが、本当に心配に、そしてかわいそうになってきたし、僕自身に被害が及んでも困るので、あまり使わなくなっていた古いポータブルハードディスクを与え、TimeMachineを使うようにと言っておいた。数週間前のことだったか。そして今日、ついにMacが故障したという。大学から借りていた物なので、代えてくれるらしい。データは、ちゃんとTimeMachineに入っているので問題ないようだ。そんなことを伝える落ち着いた感じのメールが送られてきた。
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